都道府県ごとの試算
東京の田んぼで作る米は、都民が食べる量の…。
その県で1年に作る主食用米が、県民が食べる量の何日分になるか。47都道府県を少ない順に示します。
計算:主食用米の収穫量(令和7年産)÷(人口×1人1年58.6kg)×365日。1人あたりの量は全国一律として試算しています。県外への出荷や、外食・加工用は分けていません。
解説
水田から食卓まで、お米の通り道。
田んぼで刈り取るとれるのは籾(もみ)=殻のついた米
乾かして、殻をとるカントリーエレベーター・ライスセンターで玄米に。農家が自分で済ませて、玄米を集荷倉庫へ持ち込むことも
集めて、出荷する全農の集出荷倉庫など
精米する精米工場で白米に
お店・外食から、食卓へ
一般的な流れです。地図の施設どうしのつながり(どの施設の米がどこへ行くか)は、公開資料では分かりません。
地図の点
カントリーエレベーター
- 多くの農家が共同で使う、大きな施設
- 籾を乾かす・殻をとる(もみすり)・くず米を選り分ける・袋に詰める・貯めておく、までを機械でする
- 大きなサイロに、籾のまま貯めておける
1960年代の前半からつくられ、全国で約500か所になったとされます(大学の論文より)。
ライスセンター・乾燥調製施設
- 籾を乾かし、殻をとって出荷する、共同で使う施設
- カントリーエレベーターより小さい
玄米の集荷倉庫
- 乾燥・もみすりを農家が自分で済ませた玄米を持ち込み、検査を受けて集める倉庫
- 新潟市の周辺に多い形
全農の集出荷倉庫
- 全農(JA全農)は、各地の JA の全国の連合会(正式な名前は全国農業協同組合連合会)
- 県ごとの本部(例:JA全農にいがた)が、複数の JA から米を集めて保管し、出荷する倉庫を持つ
- 大きな倉庫は検査場があり、低温で保管できる(例:聖籠町の東港倉庫は2万トン)
精米工場と全農パールライス
- 全農パールライスは、JA全農グループの、お米を精米して売る会社
- 工場は全国にあり、地図にはふだん食べる米を精米する工場をのせている(酒造り用の米の工場はのせていない)
- 設立
- 1972年
- 本社
- 東京都千代田区
- 従業員
- 832人(2026年3月末)
- 売上高
- 2,232億円(2025年度)
- 事業
- お米の精米・販売、酒造り用の米の精米、炊いたご飯、米粉
出典
- カントリーエレベーター・ライスセンター:農林水産省「お米の歴史」(子ども向けページ)、ヤンマー「乾燥調製施設」の説明、後藤清和「サイロ冷却による籾の適正貯蔵に関する研究」(岐阜大学機関リポジトリ、2008年公開。サイロでの籾の貯蔵、全国の施設数)
- 玄米の集荷倉庫:JA新潟市の施設一覧・広報誌(集荷検査場所)
- 全農の集出荷倉庫:JA全農の各県本部の事業所一覧・組織図・広報誌(JA全農にいがた「施設・子会社等の紹介」ほか)
- 全農パールライス:全農パールライス「会社概要」「事業所案内」
- いずれも2026年10月21〜22日に確認